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死海
Dead Sea · イスラエル,ヨルダン,ヨルダン川西岸の間にある内陸の塩湖。ヨルダン地溝帯南端,エリコの南東に位置し,水面は海抜約マイナス430メートルで,陸上の最低地点である。
聖書では「塩の海」「アラバの海」と呼ばれ,ヨルダン川が注ぐが出口のない塩水湖で,ソドムとゴモラなどの平野の町々があった場所である。エホバが火を降らせて町々を滅ぼし,ロトの妻が塩の柱になったのもこの地に関連する。預言者エゼキエルは,神殿から流れ出る生ける水が塩の海をいやして魚を満ちあふれさせ,沼地だけは塩を取る所に残ると預言した。
聖書での初出
王たちは,シディムの谷つまり塩の海で,連合軍を組んだ。— 創世記 14:3
背景
「ヘブライ語聖書」で死海は主に「塩の海」と呼ばれる。北からヨルダン川が注ぐが出口のない内陸の塩湖で,水は極端に塩辛く魚は生きられず,周囲は灼熱の荒野である。またカナンの南境と東境を示す自然の目印でもあり,民数記には約束の地の南の境界が「東の端の塩の海から始まり」,東の境界は「ヨルダン川に下り,塩の海を終点とする」と記される(民34:3,12)。一,平野の町々の滅亡。アブラハムの時代,塩の海があるシディムの谷は,ソドムとゴモラを含む5人の王の平野であった(創14:3)。その町々の罪が甚だしかったため,エホバは天から硫黄と火を降らせ,町々と平野全体,住民も地の植物も覆した(創19:24-25)。ロトの後ろにいた妻は振り返ったため塩の柱になった(創19:26)。アブラハムが朝早く見下ろすと,その地の煙が窯の煙のように立ち上っていた(創19:28)。後に申命記でモーセは,もし契約を破れば全地がソドム,ゴモラ,アドマ,ツェボイイムのように「硫黄と塩,焼け跡」となり,種もまかれず草も生えないと警告した(申29:23)。二,エゼキエルの生ける水の幻。預言者エゼキエルは,神殿の敷居の下から水が流れ出て,東のアラバを下り塩の海に入る幻を見た。その水が流れ着く所では海の水がいやされてすべてのものが生き,魚は大海の魚のように多くなり,漁師がエン・ゲディからエン・エグライムまで網を広げる。ただし「沼地と湿地はいやされず,塩を取る所として残される」(エゼ47:8-11)。この幻は,最も死に絶え塩辛い地さえ豊かにするエホバの回復と命を予表している。
関連聖句(新世界訳)
王たちは,シディムの谷つまり塩の海で,連合軍を組んだ。— 創世記 14:3
そこでエホバはソドムとゴモラに硫黄と火を降らせた。エホバのもとから,天から硫黄と火が降ったのである。— 創世記 19:24
こうしてその町々を滅ぼした。その地域全体を,住民も植物も皆,滅ぼした。— 創世記 19:25
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