聖地の輿図

ギルガル

Gilgal · 現在のパレスチナ・ジェリコの北東約2km、ヒルベト・メフジル付近
イスラエル人がヨルダン川を渡った最初の野営地。記念の石、割礼、土地分配の拠点。
聖書での初出
第一の月の十日に,民はヨルダンから上って来て,エリコの東の境界にあるギルガルに宿営した。— ヨシュア記 4:19
背景
ギルガルは古代エリコの北東約2kmにあり、1931年以降、学者の多くはヒルベト・メフジルをその跡とする。紀元前1473年、イスラエル人がヨルダン川を渡って最初に宿営した地で、ヨシュアは川底から運んだ12個の石をここに立てて記念とし(ヨシュア4:8,19-24)、荒野で生まれた男子たちに割礼を施した。「エジプトのそしりを転がし去った」ことから、地名は「巻く;転がす」を意味する(ヨシュア5:8,9)。ギベオン人がここで契約を結び(ヨシュア9:3-15)、南の五王がギベオンを攻めたとき、ヨシュアはギルガルから夜通し進軍して撃破した(同10:1-15)。土地の分配もここから始まった。士師の時代、モアブ王エグロンがこの付近を支配し(士師3:12-26)、サムエルはここでサウルに油を注ぎ、王位を再確認した(サムエル上10:1;11:14,15)。サウルはここで焼き尽くす捧げ物を勝手にささげ、アマレク人を滅ぼし尽くさなかったために退けられた(同13:4-15;15:12-28)。アブサロムの反乱後、ユダの人々はギルガルでダビデを迎えた(サムエル下19:15,40)。預言者の時代、ギルガルは偽りの神を拝む場所となり、ホセアとアモスに糾弾された(ホセア4:15;アモス4:4;5:5)。
関連聖句(新世界訳)
エホバはヨシュアに言った。「今日,わたしはエジプトのそしりをあなた方の上から転がし去った」。そのため,その場所の名は今日までギルガルと呼ばれている。— ヨシュア記 5:9
「反抗することは占いの罪と同じで,無闇に押し通すことはテラフィムと偶像の罪だ。あなたがエホバの言葉を退けたので,エホバもあなたを王としては退けられた」。— サムエル記上 15:23
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