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イタリア
Italy · 現在のイタリア共和国。地中海に延びるアペニン半島で,ローマ帝国の本土。都ローマは半島中央部にある。
ローマ帝国の本土。使徒パウロは長年ローマで伝道することを望み,最終的に囚人として船でイタリアに送られ,難船を経てローマに到達した。ヘブル人への手紙の結びで「イタリアにいる人たち」があいさつを送っており,早くから信徒の群れがあったことがうかがえる。
聖書での初出
そして,ポントス生まれのユダヤ人であるアクラと妻のプリスキラに会った。2人は,クラウディウスがユダヤ人全員にローマ退去を命じたために,最近イタリアから来たのだった。— 使徒の働き 18:2
背景
イタリアはローマ帝国の本土であり,都ローマは当時の西洋世界の政治的中心,そしてパウロが長年目指した伝道の目的地であった。一,クラウディウスの退去令。パウロはコリントで,ポントス生まれのユダヤ人アクラと妻プリスキラに会った。2人は「クラウディウスがユダヤ人全員にローマ退去を命じたために,最近イタリアから来た」(使徒18:2)。これはパウロが到着するずっと前から,ローマにかなりの規模のユダヤ人と信徒の共同体があり,皇帝によって一時退去させられたことを示す。二,イタリアへ送られたパウロ。カエサレアでカエサルに上訴したパウロは,ローマで証言することを決意した。「イタリアへ向かうアレクサンドリアからの船」が見つかり,パウロら囚人はアウグストゥス部隊の士官ユリウスに引き渡されて船出した(使徒27:1,6)。同じ船にはテサロニケのマケドニア人アリスタルコもいた(使徒27:2)。船は地中海の嵐に遭いマルタで座礁したが全員が助かり,パウロは後にローマに着き,借りた家で2年間大胆に伝道した。三,イタリアの兄弟たち。ヘブル人への手紙は「イタリアにいる人たちが皆さんによろしくと言っています」で結ばれ(ヘブ13:24),イタリア(おそらくローマ)の信徒が各地の会衆と密接な交わりを保っていたことを示している。
関連聖句(新世界訳)
そして,ポントス生まれのユダヤ人であるアクラと妻のプリスキラに会った。2人は,クラウディウスがユダヤ人全員にローマ退去を命じたために,最近イタリアから来たのだった。— 使徒の働き 18:2
さて,私たちが船でイタリアに向かうことが決まると,パウロとほかの囚人たちは,アウグストゥスの部隊の士官であるユリウスへと引き渡された。— 使徒の働き 27:1
私たちは,アドラミティオンからの船に乗って出発した。アジア州沿岸の港に寄っていく船である。テサロニケのマケドニア人アリスタルコも私たちと一緒に行った。— 使徒の働き 27:2
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