✦
カデシ・バルネア
Kadesh Barnea · 現在のエジプト・イスラエル国境アイン・エル・クデイラト泉
荒野放浪の重要な宿営地。十二人の斥候はここからカナンを探った。
聖書での初出
そして,パランの荒野のカデシュにいたモーセとアロンおよびイスラエル人の民全員の所に来た。民全員に報告を持ち帰り,土地の果物を見せた。— 民数記 13:26
背景
カデシ・バルネアはエドムの地の縁、シュルへの道の近くに位置し、ベエル・シェバの南南西約80キロのアイン・ゲデス泉一帯と推定される。附近にはアイン・グタラ、アイン・ゲセメの二つの泉もある。聖書はカデシュがパランの荒野にあり、またツィンの荒野にもあると述べており、二つの荒野はこの地で接していた可能性がある(民13:26。20:1)。アブラハムの時代、この場所はエン・ミシュパトと呼ばれていた(創14:7)。ホレブからセイル山を経てカデシ・バルネアまでは十一日の行程である(申1:2)。 イスラエル人はエジプトを出た第二年、ハツェロトから来てここで宿営した(民13:26)。モーセは十二人を遣わして約束の地を調べさせたが、十人の斥候が悪い報告を持ち帰ると、民は不満を言い立て、エホバに逆らった。エホバは彼らを荒野でさ迷わせることにされた。民は指示に従わず、勝手にカナンを攻撃して敗北した(民13:1-16,25-29。14:1-9,26-34,44,45。申1:41-45)。その後、カデシ・バルネアにしばらく滞在し(申1:46)、エホバは紅海の道を通って荒野に戻るよう命じられた(民14:25)。 カデシ・バルネアを離れ、イスラエル人は38年間荒野をさ迷った(申2:1,14)。エジプトを出て第四十年の最初の月にカデシュに戻ったようで(民20:1)、モーセの姉ミリアムがそこで亡くなった。民は水がないと争ったが、エホバは奇跡を行って岩から水を与えられた。しかしモーセとアロンはこの事でエホバを聖なる方としてあがめなかったため、約束の地に入る栄誉を失った(民20:1-13)。その後モーセはカデシュからエドムの王に使いを送り、領内を通らせてほしいと願ったが、拒まれた(民20:14-21。士11:16,17)。エホバはやがてカデシ・バルネアを約束の地の南の境界の一部と定め(民34:4)、ヨシュアはカデシ・バルネアからガザまでの地域を征服した(書10:41)。詩篇はエホバの声がカデシュの荒野を「風旋沙転」させると述べており、これは嵐の比喩であろう(詩29:8)。
関連聖句(新世界訳)
そして,パランの荒野のカデシュにいたモーセとアロンおよびイスラエル人の民全員の所に来た。民全員に報告を持ち帰り,土地の果物を見せた。— 民数記 13:26
私たちはエホバ神に命じられた通り,ホレブを出発して,アモリ人の山地へ向かう途中で,皆さんが見たあの広大で恐ろしい荒野を進みました。やがてカデシュ・バルネアに着きました。— 申命記 1:19
インタラクティブ地図で「カデシ・バルネア」を見る →
インタラクティブ聖書地図を開いています…